ならカフェ

幸せ結婚のレシピ、海外旅行体験、資産運用、好きなウイスキーやお酒の話などを綴ります。

最強のアイラウイスキー「オクトモア」を5種類飲み比べてみた。

f:id:daisssukeeee:20170906010036j:plain


最強のアイラウイスキーは、オクトモアだ。

* 強烈にピーティーで、スモーキーな香り。
* 高いアルコール度数アタックとくるアタック、口に含んだ瞬間や喉を通る時の刺激的な辛さ。
* 個性的なインパクトがありつつ、華やかな甘みもあって、絶妙なバランスが保たれている旨さ。

オクトモアは、ウイスキーの一つの極みを体験できる、稀有な存在だ。

今回は、オクトモアのバージョン違いを4種類飲んだので、味わいの違いを記録していきます。


オクトモア 07.1 スコティッシュ バーレイ


始めて飲んだオクトモアが、07.1でした。
強烈なスモーキーさ、華やかでフルーティーな甘み、オイリーでまったりとした舌触り、アイラモルトが好きになるきっかけの1本になりました。


スコットランド アイラ島のブルックラディ蒸留所より、世界で最もスモーキーなシングルモルト「オクトモア」の新エディション「オクトモア07.1 スコティッシュ・バーレイ」を2016 年1月5日(火)より販売開始します。

シングルモルトウイスキーは、原料となるモルト(大⻨⻨芽)をピート(泥炭)を焚いて乾燥させたスモーキーな風味をもつものも多く、ブランドの個性となっています。そのなかで「オクトモア」は、世界最強のスモーキーフレーバーでウイスキー界に衝撃を与えた、同蒸留所の人気アイテムです。低温でじっくりとピートを焚くことで、通常 20〜50PPM というフェノール値(ウイスキーのピーティーさを表す数値)をはるかに上回るスーパーヘビリー・ピーテッドウイスキーです。

今回発売する「オクトモア 07.1 スコティッシュ・バーレイ」 は、スコットランド産の大⻨のみを使用し、フェノール値は208PPM。⻨の味わいをしっかりと残し、ピートのスモーキーさだけではない、絶妙なバランスを保っています。

オクトモア 06.1 スコティッシュ バーレイ

07.1に衝撃を受け、次に購入したのがバックナンバーの06.1。

フェノール値が208PPMの07.1に比べ、06.1は167PPM。
スモーキーさは、07.1の方が強く、06.1は辛さ、アタックの強さが目立つ1本。
バランスとしては、07.1が均整がとれていたかな。


オクトモア/6_167-スコティッシュバーレイ 57% 700ml

■世界で最もピーティーなウイスキー 167PPM ■カルト・クラシックの忠実な承継者 ■非常に目立つスーパープレミアムなパッケージ ■スコットランド産の大麦を100%使用 ■アメリカンオーク樽での熟成 ■5年熟成 ■すべての期間アイラ島で熟成 ■アイラ島でボトリング ■ノン・チルフィルター ■着色料無添加 ■カスク・ストレングス

■香り:まず、海の波しぶきと湿った海草、それにかすかに油分含んだヨードを混ぜ合わせたようなアロマの波が押し寄せる。その後、粗挽きした黒コショウと共に、ピーティーなスモークが香り、スピリッツのアロマが広がっていくにつれ、ヒースの花やレモンバーム、ウォーターミントの素晴らしいノートが開花していく。
それはあたかも、スピリッツが機織りとなって、ヘブリティーズ諸島そのものから、タペストリーを織りだしている目の辺りにしているかのようだ。

■味わい:グラスの中でスピリッツが呼吸するたびに、かすかな変化が起こる。だんだんと、さっぱりとした大麦麦芽の風味が強くなっていき、次に、オークの甘みが出てくると同時に、バニラとトーストしたライ麦パン、それにクルミのノートが香る。そこに、蒸留によって生まれた新鮮なライムと焼きリンゴ、洋ナシの味わいが一気に加わった。そのとき、飲む人の心の中では、常にゆっくりとした海の波打つリズムに合わせて、シンングルモルトが命の源であることを知り、それによって何世代にもわたって元気づけられてきた人々が思い描かれていることであろう。


オクトモア 07.2 スコティッシュ バーレイ

バーで飲んできました!1杯2800円!

オクトモア07.1の素晴らしさに、香りとして赤ワインのニュアンスが絶妙に絡み合い、贅沢なハーモニーを奏でる1杯でした。
辛さとピーティーさで、力強さはあるけど、ワインの香りによって少し柔らかくマスキングされた印象となるため、シンプルにオクトモアらしさを楽しむには07.1が良いかもと感じました。

ただ、オクトモアに上品さがプラスされ、
とても素晴らしい1本であることは間違いないです!

自宅用に1本、購入したい欲求が高まりますw


オクトモアは、ブルイックラディ蒸留所が生産するヘビー・ピーティッド・モルト。
07.2は、免税店向けにリリースされた限定品で、フェノール値208PPMのモルトを原料に蒸留した原酒を古典的なアメリカン・オーク樽と北ローヌの偉大なワイナリーでシラー種の熟成に使用していた樽で5年間の熟成後カスクストレングスでボトリング。


オクトモア 07.3 アイラ バーレイ

モダンモルトウイスキーマーケット 2017にて、
有料チケットで、テイスティングしました。

www.daisssukeeee.com
アイラ バーレイを名付けられているように、アイラ島オクトモア農園産の大麦のみを使用。
究極のクラフトマンシップを体現している1本ですね。

オクトモアの中では、麦の甘みの主張を感じる。
チェリー、アプリコット、桃、メロンなど、複雑な果実の香りによって、
07.1と比較すると少し柔らかい印象に感じられます。



オクトモア 08.1 スコティッシュ・バーレイ

今まで主に5年熟成でリリースしていたオクトモアですが、
今回は、8年熟成でのリリースとなりました!

神田のBAR官兵衛にて、オクトモアの生産者セミナーがあったので、
飲み比べをしてきました。

f:id:daisssukeeee:20180216175333j:plainf:id:daisssukeeee:20180216175333j:plain

力強いボディとピート感はそのままに、
熟成年度の長さによるスムースさ、
コクのある甘い香り(オレンジ、チョコ、バニラ、メロンなど)を芳醇に感じます。

06、07と比べ、熟成年度の長さの分、上品で落ち着いた印象となります。


ウイスキー界の伝説 ジム氏がプロダクトディレクター

元ボウモアでブランドアンバサダーをしていた、ジム・マッキュワン氏が、
2001年からプロダクトディレクターに着任して、
業績が落ち込んでいたブルイックラディ蒸留所を再建しました!
(2015年にプロダクトディレクター職から引退)

「ブルックラディではそこまでヘビーピーテッドなモルトはつくれない」
と言われていたところ、彼はそれに反発し、
低い温度でじっくりピートを焚く製法によって世界一ヘビーなモルトをつくり、
アイラのパワーを力強く備えた、
ウサイン・ボルトのような世界一の爆発力があるウイスキーを生み出しました。

ジム・マッキュワン氏の情熱、すごい!

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」には、
ボウモアのマネージャー時代のジム氏が描かれていて、
村上春樹氏と交流しています。

www.daisssukeeee.com



5種類のオクトモアとジム・マッキュワン氏について書いてみました。
新しいバージョンが出たり、他の限定バージョンも飲む機会があれば、追記しようと思います。

オクトモアは、1本1万円台後半〜になるので、高価格帯のボトルですが、
PPMというスモーキー度合いの指標でも、ウイスキーの最高峰を体験できる1本なので、
ぜひ機会があれば試してもらいたいです。


オクトモア 09.1 スコティッシュ・バーレイ

2019年2月に、新エディションがリリースされましたね。

2011年に収穫した麦を2012年に蒸留して、5年間熟成。
熟成は、全期間ファーストフィル・アメリカンオーク樽を使用し、
「ジムビーム51%、ジャックダニエル26%、クレアモント15%、オールド・グランダッド8%」
とのことです。



その他のオススメなアイラモルト(ラガヴーリン、ラフロイグ)

オクトモアは、ちょっと手が届かないという人、
もう少しお手頃な価格からアイラモルトを楽しみたいという人には、
個人的にはこれがオススメ。


安価ではないですが、しっかりピーティー、かつ、フルーティー。
最初にガツンとピーティーなラフロイグとかを試して、好き嫌いをはっきりさせるより、 抜群のバランス感の1本から始めた方がいいかと思います。


とにかくスモーキーなラフロイグw



以上。
お酒の記事を書くために、記憶をたどったり、調べたりすると、
新しいボトルを購入したくなってしまう誘惑と戦うことになってしまいますw

それでも、書きたいネタはたくさんあるので、
引き続き色々と紹介していきます!


こちらのウイスキー記事もオススメです。

www.daisssukeeee.com