久しぶりにビッグイシューを購入して「これは有意義なお金の使い方だ!」と思った4つのポイント。
昨日、目白駅前の販売者さんからビッグイシューの最新号を購入しました!
ビッグイシューとは
毎号買っていた時期もあったんだけど、
転職したりして、販売場所が生活圏から遠ざかっていたために買う機会がなくなり、
今回久しぶりの購入でした。
早速、山手線で移動しながら読んだんだけど、とっても良かった!!
これで、1冊350円はすごい!
記事の内容も面白く、勉強になり、冊子としてのクオリティが高い。
そして、お金の使い方として、とても有意義だと感じさせてくれました。
ビッグイシューを買うことが「有意義なお金の使い方だ!」と思った4つのポイント
1.販売者(ホームレス)の自立支援
350円のうち、180円が販売者の収入になります。
夏は暑い中、何時間も路上に立ち続けて販売する、過酷な仕事。
昨日の販売者さんは、ぱっと見て、
きっと長時間立ってて足が疲れてそうだなーという印象が伝わってきたんだど、
お金と商品の受け渡しがとても丁寧で、すごく誠実な印象を受けました。
さらに、「今日は暑いから、よかったら塩飴食べるかい?」と言って、
ウエストポーチを開けて、飴をくれました。
優しい!!!
資本主義社会的には、家やお金がなかったりして、貧しいとされる存在だけど、
GIVEの精神に満ちてて、心は豊かな人なんだなぁと感動しました。
そうやって、冊子の購入を通じて、
販売者の人となりが伝わってきたり、
小さな一歩だけど、目の前の販売者さんの自立支援として、お金が流れているという実感を持てるのがとても良いです。
2.ビッグイシュージャパンの支援
350円のうち、170円はビックイシュージャパンへ。
販売者の支援をするための仕組みづくりなどに使われていきます。
目次ページに、ビッグイシューの理念と行動規範が書かれていたり、
編集後記からスタッフの人となりが伝わってきたり、
寄付した会員の名前が書かれてて多くの人によって支えられていることが伝わってきたり、
冊子としての熱量が高い!
冊子を買うことで、こうやって活動している
ビッグイシュージャパンを応援できる。というのもうれしくなる。
3.ライターさんへの貢献
ビックイシュージャパンに行ったお金は、良質な記事を生み出す資金にも使われます。
個人的には、ケニアで動物保護などの活動をしている滝田明日香さんのコラムが好きです。
今回は、キリンの話。
傷ついた野生のキリンと交流する中で感情移入が生まれたエピソード。
しかし、多くの動物と関わる中で、目の前の1頭に思い入れを持ちすぎると仕事にはならなくなるジレンマ。
野生動物保護をする中でのリアルな葛藤が伝わってきて、心を打たれました。
紙面では、2ページの文章と写真から、遠いケニアの地にいる野生動物が少し身近に感じられたり、
想いを持って真摯に仕事をしている姿が伝わってくる、素敵コラム!
オンラインで、この話の前編が読めます。
4.知見が広がる
コラム、特集、インタビューなど、コンテンツが良質。
今号で扱ってるトピックは、
- 子育ての未来。理念を持って運営してる保育園の話。
- 福島原発事故、元東電役員の訴訟。
- 清涼飲料水の添加物について。
- ジブチ共和国との地位協定。
などなど。
硬いテーマもあるけど、濃い内容にまとめられていて、読みやすい。
そして、幅広い社会問題に対して、興味を広げてくれる。
ワイドショーで社会問題を知るより、同じ時間を使うなら、断然素晴らしい!
お金への想像力を持つ
ビッグイシューは、350円を通じて、これだけの広がりを体験できる。
逆に、
大手のコンビニやスーパーでの買い物は、とても効率化され、
大資本によって良いブランドイメージでパッケージングされているが、
「お金」と「商品(物と商品イメージ)」の交換以上の想像が持ちづらい。
僕らは、消費行動を通じて、どんな世界を創りたいのか。
お金が流れに想像力を働かせ、
世界が素晴らしくなる方向にお金を使っていきたいと思いました!