【恋は映画鑑賞 愛は映画製作】「愛するということ by エーリッヒ・フロム」の読書会に備えて感想をまとめてみた
妻の美緒ちゃんが、読書会を企画しています。
「愛するということ by エーリッヒ・フロム」をテーマにした読書会は、
明日が初回で、自分も参加予定なので、
本を読んだ感想や考えたことをまとめていきます。
愛は技術であり、学ぶことができる
「愛するということ」の土台となる価値観として、
「愛は技術であり、学ぶことができる」
ということが強く主張されています。
愛される技術ではなく、愛する技術
愛して欲しい人にフォーカスするのではなく、
愛する人としての自分にフォーカスする。
相手をひとつの人格として尊重し、愛する。
自分が相手を愛した結果、愛される。
愛するには、
自己への信頼と、他人の可能性への信頼を意識する。
愛する技術を習得する過程
１．理論に精通すること
２．習練に励むこと
３．その技術を習得することが究極の関心事となること
スポーツ、楽器の上達と通ずるものがありますね。
選ぶこと
つよい不安と孤独感にさいなまれて休みなく仕事に駆り立てられる人もいれば、野心や金銭欲から仕事に没頭する人もいる。どちらの人も情熱の奴隷になっており、彼の活動は、能動的に見えて実は「受動的」である。自分の意志ではなく、駆り立てられているのだから。#愛するということ
— ならみお@古民家ゲストハウスあわ (@shigemioden) September 21, 2017
不安や孤独感を埋めるために仕事をすること。
野心や金銭欲を満たすために仕事をすること。
どちらも情熱の奴隷で、受動的。
って衝撃ですね！
何かに駆られて、行動を選ぶのではなく、
湧き上がってくる愛を動機にフラットに選べるかどうか。
当事者としてその判別をするのは、客観視が必要でときに大変ですが、
自分の過去の体験や、自分と似ている他人の選択と照らし合わせて、
判別してみるのが良いかと思います。
恋は映画鑑賞 愛は映画製作
恋と愛の違い
映画鑑賞は、楽しいですねw
刺激的で、感動的で、手軽に非日常が味わえる、
素晴らしいエンターテインメントです。
恋は、映画鑑賞に似ていると思いました。
愛は、映画製作ではないでしょうか。
自分は映画製作をしたことは無いですが、
想像するに、とても大変な作業だと思います。
企画、脚本、役者とスタッフと機材集め、スケジュール決め、ロケハン、コンテ制作、撮影、編集などなど。
良い映画をつくるには、長い道のりが必要です。
一つ一つの作業が、突き詰めがいがあり、途方もないですが、
作品ができたときや、それを共有するときの喜びは、とてつもなく大きいでしょう。
最高の恋と最高の愛
最高の恋を体験するには、
映画の名作を選んで、その素晴らしさを存分に楽しむこと。
最高の愛を体験するには、
映画製作について学び、何本も撮って、振り返って、
最高傑作を撮るべく追求していくこと。
愛は長い道のりですが、
人生をかけて素晴らしい映画を撮るように、
自分自身と、大切な人と、関係性を築いていきたいと思いました。
