夫婦でカフェをやることとbar bossa 林さん連載 CAFERES(カフェレス)2017年9月号が面白かった
みなさん、カフェレスは読んだことありますか?
カフェ開業&経営の専門誌なので、普通の人は手に取る機会が少ないかもしれません。
自分は、昔ダブルトールカフェで勤務していた頃、
会社で定期購読していたので、そこで結構読んでいました。
特集、連載など、かなり面白く、クオリティの高い雑誌だと思っています。
そして今回、bar bossaの林さんが、
カフェレスでの連載で「コーヒーハウス・ニシヤさん」にインタビューして、
面白い内容の記事が書けた!と言っていたのを見かけて、
たまらなく読みたくなり、
初めてカフェレスを自分で購入してみました!
読んでみたら、やっぱり面白かったので、
感想や気になった部分をまとめてみます。
林さんの連載
西谷さんへのインタビュー、とてもよかったです!
印象に残った部分をまとめます。
儲かる仕組みをつくること
コーヒーは本来、商材としては強い。
1杯450円として、原価が50円、マシンを使うと提供まで1分。
本来は儲かるはずだが、多くのカフェが儲からないのは、
長居する客が多く、回転率が悪いから。
カフェ=ゆっくりする場所、仕事をする場所、ではなく、
カフェ=コーヒーを飲む場所、として利用してもらう。
プライドをもって仕事をすれば、
長居のお客さんに帰ってくださいと言ってもトラブルにならない。
こだわりを徹底して追求しながら、
儲かる仕組みも同時につくるのは、一流の仕事。
お金の話は、目を引く
開業資金は、300万円の貯金と、1250万円の借り入れ。
毎月20万円の返済。
内外装にこだわったお店なので、
かけるところにしっかりかけていますね。
西谷さんの締めの言葉がシビれる
「死ぬほど勉強して死ぬほど仕事すること。後は続けること。」
西谷さんの仕事っぷりを見ると、
この言葉は過剰ではなく、
言葉通りに誠実に体現しているんだろうなと感じられる。
西谷さんの姿を見ると、
自分も仕事でどれだけのこだわりを追求できているのだろうか。
と振り返りをさせられる良い機会になります。
シビれる!
特集:自分サイズのカフェを開く
こちらも読んでいて面白い記事でした!
夫婦でカフェをやる事例は多い
今回の特集の事例では、
キッチン(夫)×ホール(妻)
ホール(夫)×キッチン(妻)
焙煎士(夫)×パティシエ(妻)
元バーオーナー(夫)×元大手カフェ店長(妻)
といった組み合わせがあり、
特集で取り上げられていたカフェの半数近くが、夫婦で営む小規模店でした。
実際、自分が、紅茶・ハーブティーの営業でお店周りをすると、
夫婦でやっている個人店も多く見かけます。
地域に愛されているセンスの良いイタリアンやビストロでは、
旦那さんがシェフ、奥さんがソムリエ・バリスタ・ホールといったパターンは多いですね。
お互いの強みや好きなことを活かして、
二人の信頼関係を重ねつつ、お店の空間を創り上げていくのは、
うまく歯車が噛み合えば、とても素晴らしい仕事になると思います。
開業までの努力量
一般的なカフェ特集は、
やりがいや華やかな部分がクローズアップされがちですが、
カフェレスは専門誌なので、
記事内に努力をした様子もしっかり記述されているのが、
リアリティを感じられてとても良いです。
・大手カフェチェーンで店長経験を含め10年勤務、
・出版社勤務だったけど直営のオーガニックレストランに配属され、3年勤務し調理師免許を取得し開業、
・ポールバセットで、アスリートのように大量に焙煎を繰り返す、
このような下積みを経て開業されています。
お店を始めて、こだわりを形にした華やかな部分だけでなく、
努力のプロセスも伝わってくることに、刺激を受けます。
将来お店をやりたい人は、早めに飲食店でのキャリアを積み始めるのが良いですね。
以上、記事の紹介でした。
カフェレス、おすすめです。
将来カフェをやりたいなぁって人には、参考になる部分も多いと思うし、
カフェが好きって人も、読んでて面白い記事がたくさんあると思います。
来月号以降も、気になる特集のときは、購入してみます。